不慮の事故で割れてしまったこちらのガットギター。



このギターとの思い出、割れた経緯のお話を聞くだけで胸が痛くなりました。

割れの箇所は複数に渡りますがシミュレーションした結果一気に接着するしかないなとなりましてこのように接着しました。

割れの箇所にボディ内部から補強剤のパッチを接着し、塗装のタッチアップです。

元がカシューという塗料で、基本タッチアップ(部分修理)はできないのですが、深めに足付けしラッカーでタッチアップしてみました。
かなりイレギュラーな方法ですが、これで露出した木部をしっかり保護できます。
以下、修理完了写真です。



成山剛さんのギターでした。ご依頼ありがとうございました!
お渡しの様子はこちら↓
不慮の事故で大破してしまったギターをShikagawa Musical Instrumentsの鹿川さんに無事修理していただき本日受け取って来ました。
— 成山 剛🍥 (@Nariyanma) May 27, 2025
ソロを始めたと同時に思い切って買ったギターだったので壊れた時はちょっと落ち込んでしまい音楽をやめろという事なのかもなと弱気になってしまいましたがここに復活!! pic.twitter.com/SVGWoKG5wJ