YAMAHA SG 2000 フレット交換、アッセンブリー交換

フロイドローズ仕様にカスタマイズされたYAMAHA SG-2000。

こちらの

・フレット交換

・トグルスイッチ、ポット、ジャックの交換を承りました。それでは早速作業の方をご覧ください。

まずは慎重にフレットを抜いて行きます。なんと言ってもこの工程は指板材を欠けさせたり捲らないようにすることが最重要です。

欠けてしまった部分の修正はかなり手間なので、この後の行程をスムーズに行う為にも

 

レモンオイルで保湿しつつ、半田ごてで温め抜いて行きます。

大きな欠けもなく、綺麗に抜けました。

指板修正に進んでいくわけなのですが、こちらのギター、1弦側が起き上がる形で捻れてしまっています。当然それに伴って指板上も捻れている状態なのでしっかりと削り込んで修正して行きます。

少し削り込んだところ。ローフレット6弦側が全然削れている様子がありません。それだけ捻れているという事です。

その他、僅かな波打ちも有りました。15フレット付近が削れていないのはその為です。

指板修正が完了しました。指板表面のR、キズ、縦方向の直線、トラスロッドの利かせ具合、全て完璧な状態で仕上げて行きます。

白蝶貝の大きめなインレイが入っている事もありなかなか大変な修正作業でした。

 

この後全てのフレット溝の掃除を行い打ち込みの準備は完了。ここまでで仕上がりの良し悪しの8割くらい決めてると言っても良いのではないでしょうか。

フレットの打ち込み、すり合わせまで完了しました。

ロックナットの取り付け部分を整えて行きます。

ナット自体の高さの微調整ができるタイプです。これ便利。

オクターブもしっかり合わせます。弦を張りながらサドルを移動できるこの道具便利です。

ポット類も全交換しました。こちら作業前。

タップスイッチ付きですがここまでスッキリできます。

 

演奏に関わる部分を全て手を入れたのでしばらくは安心してお使いいただけると思います。

ご依頼ありがとうございました!

 

 

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