ジャズベースタイプ製作④

ジャズベースタイプ製作のご紹介も今回が最終回です。

 

それでは塗装の仕上げ、ご覧ください!

先ずはトップコート吹き付け後、1週間ほど乾燥させました。ツヤっとはしていますが映り込んでいる像が歪んでいますね。

 

この僅かに歪んだ表面を水研ぎ、バフ掛けで美しく整えていきます。

先ずは♯1000の耐水ペーパーで磨いていきます。塗膜の歪みが見て取れますね。今まで頑張って成型してきたRもようやく日の目をみそうです。

全体を♯1000で磨きました。この後♯1500まで磨き、キズを整えます。

磨いたのでマットな質感ですが歪みが無くなったのがわかります。

バフ掛け終了後。歪みなくツヤっと仕上がりました。

丹精込めて作り上げたボディRも良い感じです。

面も整い窓からの風景も綺麗に映り込みます。いい天気。

マッチングヘッド!

ピックガードももちろんハンドメイドです。斜めに落としたエッジの部分も艶出しします。

配線、全体のセットアップを終え、いよいよ完成。

 

さあどうぞ!(クリックで画像拡大します)

先にも書きましたが、アクティブタイプのジャズベース、市場には多くのモデルがありますが、僕の工房で作る利点としては、

・木材からハードパーツまで全てお好みのものを選べる(工房に来られる方はもちろんお手に取っていただけます)

・他のギター、ベースには無いようなオリジナルのカラーでの製作ができる

・基本のセットアップは永久無料

・僕のフェンダー愛

そして一番の利点は、作り手と直にコミュニケーションを取りながら製作できることだと思います。

やっぱり思います、直接コミュニケーションを取りながら作り上げていくことって大事だなと。

 

今回もエボニー指板、ブロックポジション、マッチングヘッドのオリジナルカラーの3つが重要なテーマでしたので、製品を探すより作ってしまった方が良い、ということで製作を依頼いただきました。

 

サウンドに関してはパッシブ時は王道のヴィンテージジャズベサウンドのSeymour Duncan SJB-1、プリアンプはNordstrandの3-Band EQで腰のあるローミッドが特徴的です。

プリアンプはオーナー様のサウンドの希望をお伺いし、いくつか実際に鳴らしていただいて決めていただきました。

 

ジャズベースに限らずプレベでもストラトでもテレキャスでも愛情たっぷりで作りますので、世の中にある定番モデルに満足できない方はご相談ください。