前回のブログでちらっと映っていたこちらのストラト。
実は自分自身の持ち物で、数少ない『購入した』ギターです。高校生の時に購入しました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf119bc3921851580/image/ibfebd018deaec22c/version/1457189627/image.jpg)
一見普通のストラトですが、いろいろと手が加わっています。(元はオールブラックのFender MexicoのDelux Seriese)
前職のギター製作学校講師時代にリペアのサンプルとして自ら作業したものです。
内容は
・ボディリフィニッシュ
・グリップリシェイプ(ヘッドトップとの色合わせ含む)
・ピックアップ交換
・ピックガード交換
・リフレット
ヘッドトップ以外一通り触りました。
今回のブログはリフィニッシュについて少し詳しく書いていこうと思います。
リフィニッシュとはギターのボディ、ネックの塗装を変える事ですが、リフィニッシュするのはどういう時かというと
・色を変えたい
・ウレタンからラッカーにしたい(もしくは逆)
・グロスフィニッシュからサテンフィニッシュにしたい
・オイルフィニッシュにしたい
・極薄塗装にしたい
等いろいろあると思います。
このストラトは『色を変えたい』という動機ですね。
少しマニアックですが、こだわりのこの色はフェンダー社で一時期ラインナップされていたカラー、『サハラトープ』というカラーリングの再現です。もう少し言うと、トップコートが色焼けして緑色っぽく変色した個体を再現しています。ロマンを感じるカラーです。
もしこれと同じ色を依頼されたら相当気合入ります。
そう言えば、よく「何色ができますか?」とご質問をいただくことがありますが、大体の色はできます。
基本的に「白」「黒」「赤」「青」「黄」の5色しか着色料は持っていません。それを配合してあらゆる色をつくります。
なので、「この本に載っている~ページのストラトのこの色で!」の様な注文もお受けいたします。
先ずはお尋ねください!
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf119bc3921851580/image/ie09442a884547cb6/version/1457187922/image.jpg)
次回はこのギターのピックアップについて書こうと思います。
このギターの試奏もできますで!